佐賀
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2007年11月24日 <武雄温泉で一杯>
今回は、佐賀の武雄温泉でお仕事です。
博多から電車で行きますので、博多でランチをしました。
新幹線口にある二葉亭です。
お店の前には、ちゃんぽんラーメンなる幟がありました。
前回は博多ちゃんぽん、今回はちゃんぽんラーメンと、またもや謎のネーミングが出てきました。
博多のちゃんぽんのネーミングは謎が深まるばかりです。
ご存じの方、教えてください。
ちゃんぽんラーメン700円
見た目がメチャメチャ美しいラーメンです。
ネギのグリーン、ニンジンのオレンジ、もやしの白、カマボコのピンク、キャベツの黄緑、色鮮やかな具が食欲を刺激します。
注文の際に店員さんが、「うちのちゃんぽんラーメンはボリュームがあるけど大丈夫?」って、言われました。
確かに凄いボリュームです。
麺は典型的なちゃんぽんの麺です。
スープは、クリーミィーなとんこつなのですが、野菜の甘さが加わり、美味しいスープです。
ちゃんぽんラーメン、かなりお気に入りのラーメンになりました。
お腹も満たされたので、特急電車で武雄温泉駅に向かいました。
博多からは「特急みどり」で約1時間の距離です。
駅を降りると「がばいばぁちゃん」の大きい幟がありました。
撮影地を見学できるらしいのですが、残念ながら今回は時間がありませんでした。
仕事場に向かう途中に武雄温泉の素敵な建物がありました。
武雄温泉は、1300年前から栄えていたらしく、数々の歴史上の有名人も入浴したといわれる温泉です。
武雄温泉のシンボルになっている朱塗りの楼門は、竜宮城をイメージした門だそうです。
数種類の温泉があり、300円から入浴できるそうです。
お仕事が終わったら入りたいな〜。
いろいろなところで見かけた幟、「今年の武雄温泉はTAIZO&TAKEO」だそうです。
TAIZOは、戦争の悲惨さを伝えるフリーカメラマンの一ノ瀬泰造さんのことだそうです。
「地雷を踏んだらサヨウナラ」と別れの言葉を残し、単身アンコールワットへ潜入、そのまま消息を絶ち、お亡くなりになった方です。
TAIZO&TAKEO展と称して、写真展を行っているそうです。
お仕事が終わり、お客さん達と美味しい魚が食べられると評判の「ここち家」さんで宴会です。
今回のメインは、サバのお造りと〆サバでした。
鮮度がよく、身の引き締まった、美味しいサバでした。
いなりは、〆サバが大好きなので、これを肴に芋焼酎のお湯割りをチビリチビリしました。
ジャーマンポテト、地鶏の焼きもの、里芋煮物、卵焼きなどのたくさんのお料理ができました。
みなさん旺盛な食欲で写真を撮る間もなく、食べつくされていました。
いなりは、ほとんど食べられず、味わったのは〆サバと焼酎だけでした。
宴会が終わりましたので、ラーメンでも食べようかと思っていたら、若者たちに捕獲されました。
連れて行かれた先は、ショットバーです。
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お腹が空いていたのですが、食べ物は、乾きものとチョコレートです。
食べ物がなかったので、レッドアイをガブ飲みしてしまいました。
夜中の3時まで、拘束されてしまいました。
うー、温泉も入れず、美味しいものもほとんど食べられずの出張でした。
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2007年09月10日 <佐賀でみつせ鶏と筑豊ラーメン >
まだまだ佐賀北高校の優勝気分が残る佐賀出張の時のお話です。
今回、初めて知ったのですが、佐賀は日本一恵比須様が多い町だそうです。
佐賀市内には430体以上の恵比須様がいるそうです。
JR佐賀駅にも恵比須様が展示されています。
この恵比須様は、「旅立ち恵比須」だそうで、以下の文が記載されていました。
人にはそれぞれの旅立ちがあります。
進学、就職、結婚・・・・・。
このえびす様はそれぞれの旅立ちを応援しておられます。
今日の旅もご安全に
出張の多いいなりを応援してくれているような恵比須様です。
有明海を有する佐賀は、ムツゴロウも町のあちらこちらで目にしました。
道を歩いているとタイルやマンホールにもムツゴロウが描かれています。
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ちょっとだけのお散歩でもムツゴロウ探しで楽しむことができました。
九州の夜のお楽しみは、焼鳥です。
今回は、みつせ鶏にこだわりを持つお店「炭寅」に行ってきました。
みつせ鶏は、佐賀、福岡、長崎、大分の北部九州の山間部を中心に育てられ、鶏の旨味にこだわった品種や育て方をしているそうです。
着席するとつき出しが2品出てきました。
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今日は軽くビールを飲んだ後、蕎麦焼酎のロックを頂きました。
みつせ鶏の冷しゃぶです。
軽くしゃぶしゃぶされ、氷でしっかり引き締められていますので、歯応えは最高。
一般的な地鶏よりも柔らかいのですが、鶏の旨味がしっかり凝縮されたお味です。
いなり的には、甘味の強いゴマだれよりもゆず胡椒を塗り、ポン酢の方が美味しそうな感じがします。
串焼きは、とり皮、砂肝、手羽先、つくね、せせり、ぼんやきを注文しました。
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懐石料理のように一本ずつでてきました。
店主さんがいなりの食べ具合を見ながら、ゆっくり焼いてくれていたようです。
串焼きも美味しいみつせ鶏を楽しめました。
最後の〆は、いつものようにラーメンです。
佐賀駅前にある電飾がピカピカのド派手な「筑豊ラーメン山小屋」に立ち寄りました。
注文は筑豊ラーメン(500円?位だったと思います)。
とんこつらーめんではお馴染みの具、チャーシュー、もやし、ネギ、キクラゲがのっています。
全体的なイメージは、長浜ラーメンよりも濃く、久留米ラーメンよりは薄い感じのラーメンです。
麺は、ちょっと太めの細麺という感じです。
カタメを指定したのでポキポキ感が楽しめました。
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チャーシューは薄切りで、アブラのサシが程良く入った美味しいものでした。
スープは、長浜ラーメンよりもブタの出汁が強く、美味しく感じました。
九州のとんこつらーめんでは、珍しく、お醤油が多め目なのはちょっとビックリです。
佐賀は、博多や久留米から近いので、あまり泊まることのない土地でした。
あまり馴染みがないので、新発見がいろいろあり、楽しい夜を過ごすことができました。
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2007年09月09日 <吉野ヶ里歴史公園>
今週は、佐賀に出張でした。
台風で予定がかなり狂ったので、空き時間を利用して、吉野ヶ里歴史公園に行ってきました。
邪馬台国?とも騒がれていた吉野ヶ里遺跡。
今は弥生時代の集落が復元され、弥生ロンマが味わえる吉野ヶ里歴史公園になっています。
博物館や資料館を見学するのが大好きないなりは、以前から行く機会を狙っていました。
念願の吉野ヶ里歴史公園です。
JR長崎本線 吉野ケ里公園駅から約1km程度歩きます。
ようやく正面玄関にたどり着きましたが・・・・・・・・・
門からもまだまだ歩きます。
正門から300m程歩くと、公園入り口に到着です。
券売機で入場料400円を支払い入場すると、笠とタオルの無料貸出がありました。
園内では、体験プログラムとして、土笛つくりや勾玉づくりを行っていました。
勾玉づくりを体験したかったのですが、60分必要なので断念しました。
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入口付近には展示室がありますので、最初に見学しておくと、園内の全体像が把握できます。
★南内郭★
南内郭は、吉野ヶ里の集落、周りのムラムラを治めていた王やリーダー層の人々が住んでいた場所と考えられています。
南内郭の周囲は環壕と城柵で囲まれ、入口には門があります。
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門の上部には木製の鳥がとまっています。
鳥は稲などの穀物の霊を運び、悪霊から守ってくれる神の使いとされていたようです。
南内郭には、物見櫓、竪穴式住居などが再現されています。
竪穴式住居の内部には、竹細工、織物、木製農耕器具が展示されています。
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住居の横では、竹細工、織物、染物の実演をしている人がいてテーマパークのようになっています。
★北内郭★
北内郭は、吉野ヶ里を中心とするクニ全体の運営を決める最も重要な場所だそうです。
北内郭門は、南内郭と同じように周囲は環壕と城柵で囲まれ、入口には門があります。
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鳥には羽が生えていました。
主祭殿
田植えや稲刈りの日取りを決めたり、季節ごとのお祭りの日を決めたり、また大きな「市」を開く日取りを決めるなど、吉野ヶ里を中心とするクニ全体の重要な物事についての儀礼的な話し合いと祖先への祀りが行われていた場所と考えられています。
主祭殿の2階には、吉野ヶ里の王やリーダーたち、周辺のムラムラの長が集まり、重要な祀りが開かれていた様子が展示されています。
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主祭殿の3階には、祖先の霊のお告げを聞く祈りを行っている様子が展示されています。
重要な物事が話し合いでは決まらない時には、最高司祭者(祖先・神の声を聞くことができる特殊な能力を持った人)に祖先の声を聞いてもらい、その声に従って決定していったと考えられています。
★北墳丘墓★
吉野ヶ里集落の歴代の王が埋葬されている特別なお墓と考えられています。
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このお墓は、人工的に造られた丘で、違う種類の土を何層にも積み重ね、しっかりと突き固められて造られており、とても丈夫な構造になっているそうです。
中からは14基の甕棺(かめかん)が見つかり、ガラス製の管玉や有柄把頭飾銅剣が一緒に収められているものもあるそうです。
北墳丘墓の正面にある長い柱を「立柱」と呼ばれています。
祖先の霊が宿る柱と考えられており、シンボル的な役割を果たしていたようです。
★甕棺墓列★
甕棺(かめかん)とは、北部九州に特有の棺のことです。
大型の素焼きの土器に亡くなった人の手足を折り曲げて入れ、土の中に埋める埋葬方法で、弥生時代中頃のおよそ200年の間、盛んに使われていたようです。
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★倉と市★
海外との交易品や日本各地のクニの特産品などが集まり、盛大な市が開かれ、市で取引される品々が保管されていた倉庫群などが集まった重要な場所であると考えられています。
吉野ヶ里公園は、サッカー場50個分の敷地だそうです。
まだまだ拡張工事が行われていました。
★古代の原ソーン★
ディスクゴルフ、野外炊事、グラウンドゴルフが楽しめる広場、古代の水田や風景が楽しめる作りになっています。
沼と村の風景
古代の水田
他の遺跡の事例を参考に復元した古代の水田で、古代赤米などが栽培されています。
園内の見学を終えると、吉野ヶ里公園駅とは異なる駅に向かう出口がありました。
引き返すのが嫌いないなりは、隣駅の「神崎」に歩いていきました。
駅前には巨大な「卑弥呼像」。
邪馬台国はどこにあるのか明らかになっていませんが、吉野ヶ里公園は弥生ロマン溢れる素敵な公園でした。
空を見上げるとお馴染みの入道雲。
吉野ヶ里は、今もゆったりとした時間の流れているようです。